「プランクトンの目、プラトンの月」
一瀬 大智 個展
「プランクトンの目、プラトンの月」
2025年2月8日(土)− 16日(日)
11:00−17:00 最終日16:00まで
休廊:2月12日(水)
※都合により変更になる場合はSNSにてお知らせいたします
どこで筆を置くか。
一瀬さんの魅力はその潔さにあると私は思っています。
淡く消えてしまいそうな「はかなさ」を感じる自然の風景。
大胆な筆捌きと繊細な色彩で表現された作品からは、躍動と沈静の美を感じます。
ぜひ、静かな空気感を捉えた一瀬さんの作品をお楽しみくださいませ。
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中学のころ寝そべりながら、夜中にディスカバリーチャンネルで星の成り立ちや、生物の番組などをを見るのが好きだった。目には見えない世界や、自分では考えてもたどり着かない事柄だったりが流れるのをぼんやりと見ていた。
そういった事を思い出しながら池を眺める。
そこには目に見えない細菌やプランクトンが漂っているらしく、
草は根を張り菌と共生し、渡り鳥はどこかから現れては去っていく。
教科書なんかでは当たり前として書かれていることだったりが、
改めて見るとよくわからないことばかりで、世界はまわっている。
プランクトンには目のような器官がある種がおり、月にはプラトンというクレーターがあることを、知らなくても生きてはいける。
だけれど、ほんのちょっと知りたくて、物思いに耽ったり絵を描いたりするんでしょう。
一瀬大智
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一瀬 大智 ICHINOSE DAICHI
1995年 奈良生まれ
風景をモチーフにした絵画を主に制作。
日本に通底する自然観や「はかなさ」に関心を寄せ、変わらないもの、変わっていくものへの興味を誰しもが目にしたことがある風景に託す。
最近はため池が近い場所にアトリエを借りたので、水鳥に興味がある。
[個展]
2023 「星屑とアクセプタンス」 辰野美術館(長野)
「ひとりごと」 キュレーションスペース「密」 阪急メンズ大阪(大阪)
[主なグループ展]
2024 「学園前アートフェスタ」学園前地域(奈良)
「渋川アートリラ2024 in 伊香保」渋川伊香保温泉(群馬)
「Atmosphere」ECHO GALLERY(埼玉)
その他、個展・グループ展多数開催